新津校 ブログ
選手・コーチ・保護者のトライアングル
ようやく夏の忙しさから落ち行き始めた、すずトラです。
今年も選手たちも忙しかったと思いますが、保護者の皆様もお疲れさまでした。
すずトラは今はコーチとしてやってはいますが、家庭では3人の子持ちでもあり、
その子どもたちはと言うと嬉しい事に、小中高と水泳選手として泳いでいました。
すずトラは一般的なサラリーマンの仕事をしている時期がありまして、当たり前ですがその時は保護者として
応援席で息子・娘を応援していました。
その時期に、コーチとしての心の持ちかたと保護者としての心の持ちかたの違いにビックリした事があります。
親として自分の子どもたちの泳ぎをビデオに収めようとビデオ撮影をした時に、
特に娘を撮った時には、手が震えてガクガクの映像になってしまいました。
指導している選手のビデオ撮影は普通に撮れるのですが。
その時の衝撃は今でも忘れません。
保護者の方たちはいつもこんな気持ちで応援してたんだと思うと、保護者の方たちの気持ちが少し理解できたように思いました。
コーチは、当たり前ですが選手たちに好タイムで泳いで欲しいと思っていますし、保護者も選手もそう思っています。
でも、これは目標であって目的ではありません。
ベストタイムで泳ぐ・JOに出場する・全国で優勝する・オリンピックでメダルを取る。
これは、目標です。
人間力の向上・自立・感謝・社会貢献ができる人になる等々。
これが目的です。
この目標と目的がゴチャ混ぜになっていて、目標を目的にしている人が多い様です。
速くなればそれで良い・強くなればそれで良い・優勝すればそれで良いと思っていて、
人間力が低い・周りに感謝できない・自立していない等の選手は間違いなく近い将来、大きな壁が立ちはだかるでしょう。
どこかで必ず軌道修正が必要になる時が来ます。
軌道修正が間に合えばまだ良いのですが。
選手(子ども)・コーチ・保護者のトライアングル
・コーチは、速くなる方法を指導するのは当たり前ですが、目的をしっかり選手と保護者に伝え、水泳を取ったら が何も残らない選手に育てない。
・保護者は、目標・目的から外れていないか、外れていればコーチと相談しながら子どもの成長を暖かい目で見守る(コーチに対してもお願いします)
・選手は、目標と目的の違いがあることを理解し、速いだけの選手とならず、保護者や周りの仲間に感謝しながら応援してもらえる選手となる。
この三位一体のトライアングルが少しづつ大きくなって、夢に向かって大きく羽ばたいて欲しいものです。