ダッシュ流|世代別の健康課題から考える第2回

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2026.10.20

コラム

【全4回コラム】

50代からの健康づくり。
「今を整え」て「未来を守る」心構え

【第2回】人生100年時代、水の中から健康を考える

30代、40代では「自分は、まだ大丈夫」と思っていた身体。ところが50代になると、その変化を急激に実感する人が増えるそうです。

50代の方は「以前より疲れやすい」「筋力が落ちた気がする」「身体が硬くなった」「なんだか体が重い」……50代以上のアナタもそんな変化を感じた経験があるのではないでしょうか。

50代は、人生の折り返し地点と言われています。だからこそ、ここからの健康づくりは**「今の身体を整えること」と「未来の身体を守ること」**の両方が大切になると言えるのではないでしょうか。

💡 この記事のポイント

  • 50代の筋力の重要性:筋力は筋肉を大きくするためだけでなく「自分らしく動く日常生活の土台」となる。
  • 多角的な刺激:筋力だけでなく、持久力・バランス能力・柔軟性をバランスよく刺激することが肝心。
  • 科学的根拠:水中運動は関節を守りながらバランス能力や筋力を維持する効果があらゆる研究データで認められている。

この記事の目次

1.50代は身体の変化と向き合いはじめる年代

50代まで、たいして運動もしていなかったのに、「昔と同じように動いているつもりなのに、なんだか違う」という思いを感じたことがある方も多いのではないでしょいうか。これは、これまで積み重ねてきた生活習慣を振り返る絶好のタイミングです。

仕事中心だった生活、家族中心だった生活、自分のことを後回しにしてきた生活……。50代になったから突然、体調が変わるのではありません。生活の中に運動習慣の無かった、これまでの積み重ねが身体の変化として表れてくる年代なのです。

2.筋力は「毎日の生活」を支える

50代からの健康を考えるうえでは「病気にならないこと」だけでなく**「自分の身体を『自由に動かせる』こと」**も非常に重要です。

  • スムーズに立ち上がる・座る
  • 自分の足で歩く・走る
  • 階段の上り下りや荷物の持ち運び
  • 上体を起こす・寝返りをうつ

こうした、日常動作を支えている一つに「筋力(筋肉)」があります。筋力(筋肉)づくり(筋トレ)は、見た目を大きくすることも魅力的なのですが、ストレスなく日常生活を楽しむためにも必要不可欠!

**これからの生活を自分らしく楽しむための土台**づくりとして、日頃から「筋力(筋肉)」を意識して身体を動かす習慣が欠かせません。

3.大切なのは「筋力」だけではない

50代から考えたいのは、筋力だけではありません。身体を動かすには「筋力・持久力・バランス能力・柔軟性」など、いくつもの機能が複雑に関係しているのは、ご存知の通りです。
毎日を気持ちよく過ごすために「一つのこと」に執着するのではなく、さまざまな事柄を「調整や釣り合いをとる」ことが大切になってくると考えます。

💡 身体へさまざまな刺激を与えるアプローチ

「歩く」「泳ぐ」「身体を伸ばす」「バランスをとる」「少し負荷をかける」といった多角的な刺激を生活に取り入れることが、健やかな身体維持につながります。
特に、水中では意識的に「バランスをとり」ながら、体を動かす時間が多く取れるので、多角的な刺激を「何歳からでも体に与えやすい」運動環境と言えるのではないでしょうか。

4.運動は「がんばる」より「続ける」

50代から運動を始めるとき、「若いころのように、がんばらなければ」と思う必要はありません。(過去の栄光は振り返らない)大切なのは、**今の自分に合わせて長く続けられる方法を選ぶこと**です。

まずは、いまの状況を踏まえて強度や量を調整し、無理なく取り組むことが基本です。「今日も少し身体を動かせた」という小さな積み重ねが、生活の中に運動習慣を芽吹かせる最善の方法になると考えています。

5.水の中で未来の身体をつくる

そこで、50代からオススメなのが『水中運動』です。
大きな特徴として、浮力によって陸上運動に比べ「膝や腰といった関節」への負担を大幅に軽減(続けるには無視できないポイントです!)しつつ、水中の抵抗によって自由自在(強くも弱くも)に身体に負荷をかけることができます。

近年では、水中での適度な運動がが高齢期に向けたバランス能力や筋力維持に極めて有効であることが、国内外の様々な研究やデータでも実証されています。自分が無理なく楽しく続けられる運動方法として、水中の活用は非常に優れていると言えます。

6.50代は「これから」を選び直せる年代

50代は決して「これから衰えていくだけの年代」ではありません。これからの人生をどう楽しみたいのかを考え、身体ごと再設計する素晴らしい年代です。

30代・40代で「気づく」。50代で「備える」。次回は、その準備が「動ける身体」として試される**【第3回:60代・70代の健康づくり】**についてじっくり考えていきましょう。

 

●この記事を書いた人


    • 今井タカエ
      コーチ
    • ダッシュスイミングスクール専属コーチ
      子どもから大人まで幅広く指導し、
      【水の力】を使ってもらい
      健康で幸福な方をスイミング事業で
      増やしていこうと日夜奮闘中!!
    • 目指せ!100歳まで自分の足で歩きたい☆彡

参考資料

  • 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」(成人・高齢者における筋力トレーニング推奨:週2~3日)
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「推進行動シート:成人版/高齢者版」
  • Deng Y, et al. Comparing the effects of aquatic-based exercise and land-based exercise on balance in older adults: a systematic review and meta-analysis. European Review of Aging and Physical Activity. 2024.(水中運動が高齢期のバランス能力等に与える好影響に関する分析)

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